自動車に欠かせない部品を知っていますか?自動車の走行には自動車用のバッテリーが必要不可欠です。
自動車用のバッテリーの役割は、エンジンの始動だけでなく電装品への電力供給や制御、また各種コンピュータ機器へのバックアップも行っています。
自動車用のバッテリーは永遠に使用できる部品ではありません。消耗する部品のため、寿命が来る前に交換が必要です。
この自動車用のバッテリーの交換時期とはいつぐらいなのか、交換時期の目安となるポイントはご存知でしょうか。
こちらでは、自動車用バッテリーの交換時期について詳しくご紹介していきます。



目次
自動車用バッテリーの寿命とは
自動車用バッテリーは、使用頻度や使用状況によって寿命がくるタイミングが異なります。
バッテリーの平均的な寿命とは
自動車用バッテリーの平均寿命は2年から5年といわれています。製品自体の性能よりも、使用状況によりバッテリーの寿命は大きく影響を受けます。
自動車用バッテリーの寿命が短くなる原因は
自動車用バッテリーの消耗する車の使い方をすると、必然とバッテリーの寿命は短くなります。
バッテリーはヘッドライトなど電装品の電力供給を行うため、夜間走行が多い車やオーディオなどの電装品の利用頻度が高い車はバッテリーの消耗が早くなります。そのため、お昼間の利用が多い自動車なら電装品の利用も控えることが出来るため、バッテリーの消耗も少なく長持ちしやすくなります。
また、バッテリーはおよそ30分以上の走行をすることで充電が開始されます。そのため、自宅から近所のスーパーまでの近距離走行のために自家用車を毎日利用している方の場合、短距離走行の頻度が多く、自動車用バッテリーの充電があまりされていない状態が続くためバッテリー上がりになりやすいのです。バッテリー自体の寿命よりもバッテリー上がりが原因で交換時期が早まっているということもあります。
バッテリーの寿命が尽きるとどうなるのか
バッテリーの消耗が進み寿命がくると、どのような状態になるのでしょうか。バッテリーの寿命が近づくと、バッテリーの機能が低下するため、まずバッテリー上がりが起こりやすくなります。
また、バッテリーの寿命が近づいていると判断できる材料としては、エンジンがかかりにくく感じたり、アイドリングストップの機能がついている自動車でもアイドリングストップ機構が作動しないことが起こることもあります。また、パワーウィンドウの開閉に時間がかかるように感じるなど、電装品に十分な電力が供給されていないという時もバッテリーの寿命が近い可能性があります。


バッテリーの交換時期はいつ?
自動車用バッテリーのおよその交換時期はいつ頃なのか、交換時期の目安となるポイントはあるのでしょうか。
バッテリーの平均的な寿命は2年から5年となっていますが、その間でもしも突然バッテリーの寿命がきてエンジンがかからなくなったらロードサービスなどを呼ばないといけなくなる可能性があります。このようなトラブルが起きないように、前もって交換時期の目安を抑えておきましょう。
バッテリーの交換時期の目安はバッテリーの購入時にチェック!
バッテリーの交換時期の目安となるポイントになるのが、バッテリーを購入した時の外箱にある保証期間です。
自動車用バッテリーとは、自動車のメーカーが型式毎に作っているわけではありません。製造されているバッテリーの中から車種にあった規格内のバッテリーを搭載しています。そのため、バッテリーには、バッテリーの保証期間があり、2年保証や3年保証がついているのです。その保証期間が切れる前に交換をするように目安として考えると、2年から3年での定期的な交換が交換時期におすすめです。
バッテリーの交換時期の目安を車検時に聞くことも有効
自動車の定期的なメンテナンスをいつも同じ整備工場やメーカーで受けると、自動車の使用状況などを把握している担当者にバッテリーの交換時期の目安を聞くことも可能です。例えば、毎日の通勤で一定の距離を走行しているという人は、バッテリーが満充電状態を保てていることからバッテリーが長く保てているため交換時期のタイミングが違うかもしれません。車検の度に交換を勧められるが本当に交換が必要なのか気になる、という方は普段の車の使用状況などから、実はバッテリーが上がりやすい使い方をしていたり、ドライブレコーダーなど電装品を多く取り付けているため電力供給でバッテリーの消耗が激しいなどの理由があることも。
もしも交換時期について気になっている方は、車検の際に担当者に聞いてみてはいかがでしょうか。

